埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 1341
■ 種類 論文
■ タイトル
Application of iron electrolysis to full-scale activated sludge process for phosphorus removal
■ 著者   Iori Mishima  埼玉県環境科学国際センター
  Jun Nakajima  立命館大学
   
   
   
   
   
   
   
   
   
■ 出版元
■ 出版年 2011
■ 誌名・巻・号・年 Journal of Water and Environment Technology, Vol.9, No.4, 359-369, 2011
■ 抄録・要旨 排水からのリン除去には、活性汚泥法の曝気槽に凝集剤を添加する凝集剤添加活性汚泥法が有効である。近年、凝集剤である鉄を添加する新しい方法として鉄電解法が開発された。本法は小型の合併処理浄化槽などへ適用されているものの、生物学的なリン除去も同時に生起するような活性汚泥法への適用は今後の課題である。本論文では、鉄電解法を回分式活性汚泥法の排水処理施設へ適用し、そのリン除去効果を検討した。Fe/Pモル比0.4の添加で、処理水のリン濃度が1.0mg/L以下になった。また、ファラデーの法則から計算した鉄添加量と実際の鉄板からの鉄減少量は一致しており、既存の計算式により活性汚泥中の鉄濃度が算定可能であった。一方、鉄電解により、脱水素酵素活性、酸素利用速度に影響は認められなかった。以上のことから、活性汚泥法への鉄電解法の適用は可能であった。
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